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COLUMN

コラム

2021.02.16

耐震の基本!耐震構造の種類と耐震等級の違い

日本は世界から見ても屈指の地震大国ということもあり、家を建てる際には耐震について入念に考えておくことが重要です。

しかし、ほとんどの方は耐震という言葉は聞いたことがあっても、構造に種類があったり耐震に等級があったりすることは知らないという方も多いです。

 

今回の記事では、そんな住宅の耐震に関する基本情報をご紹介します。夢のマイホームが自信によって壊れてしまっては元も子もないので、正しい耐震の知恵を身につけておくことが重要です。できる限り専門用語などは使わず、わかりやすく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

 

3つの耐震構造

まず基本中の基本なのですが、耐震とは言っても3つの耐震構造が存在します。1つがよく耳にする耐震、もう1つが制震、そして最後に免震です。以下、これら3つの耐震構造についてまとめます。

 

耐震とは

耐震とは、建物を強固にして揺れに耐えられるようにした構造のことです。耐震構造においては建物を支える柱や梁がクッションとなって、地震のエネルギーを吸収する構造となっています。耐震構造では地震の揺れの2~3倍の力で揺れるため、ほかの耐震構造に比べても揺れが大きいのが特徴です。

 

耐震という言葉があるために地震に強いと思われがちですが、日本の家においてはこの耐震構造が主流となっているため、より地震に強い住宅にしたいなら制震構造か免震構造の物件にする必要があります。

 

制震とは

制震とは、建物を柔軟にして揺れを吸収できるようにした構造のことです。制震構造は建物を柱や梁をダンパーとよばれる制振部材が支えることによって、地震のエネルギーを吸収する構造となっています。柱や梁にバネやゴムなどでできた構造を設けることで衝撃を逃がしてくれるのが特徴です。

 

制震という言葉通り、揺れを抑えてくれるのが特徴となっています。揺れ自体は耐震構造とあまり変わらないのですが、制震構造には特殊な制振部材が使われるため、主体構造の損傷も制振部材だけに限られます。これは家を守るという観点から見ても、非常に大きな要素となるでしょう。

 

免震とは

免震とは、建物自体が揺れを伝えないようにした構造のことです。建物の下に免震層とよばれる積層ゴムなどの装置を取り付けることで、地震の揺れに共振しないよう作られるものです。これによって地震と共振しないので、揺れも最小限に抑えられます。

 

文字通り免震という言葉のように、揺れを免除してくれるわけです。当然、地面の揺れに対して建物の揺れが非常に小さくなるため、室内に設置された家具家電などへの影響も少なく済みます。ある実験によると、免震構造の建物では地震による揺れを3分の1~5分の1ほどまで軽減することができたという結果も出ています。

 

 

耐震性能を表す耐震等級とは

耐震を語る上でもう一つ欠かせないのが耐震等級です。これは耐震性能を表したもので、等級が上がるごとに地震に強くなります。難しい言葉で説明している記事も多いですが、要はどれだけ地震に強いかを示した指標、それが耐震等級です。以下、それぞれの等級について簡単に説明します。

 

耐震等級1

耐震等級1とは建築基準法で定められているもので、建物に備わっているべき最低限の耐震性能を満たしていることを示すものです。耐震等級1で震度6強~震度7に相当するとされています。耐震等級1であれば、震度5ほどの地震に対して建物の損傷防止にも効果が期待できます。そもそも震度6強~震度7でも数百年に一度起こるかどうかの地震のため、通常の住宅であれば耐震等級1で十分効果が期待できるでしょう。

 

耐震等級2

耐震等級2とは耐震等級1に対して1.25倍の耐震強度があるものを指しています。そのため、震度7以上の地震が来たとしても耐えられることを想定して作られています。ちなみに豊富な特典を受けられる長期優良住宅に認定されるためには、この耐震等級2以上の耐震強度が必要です。より長く住むことを想定するなら、耐震等級2以上の物件にするのもありです。なお、いわゆる学校や病院などの公共施設は、常に耐震等級2以上で設計されています。

 

耐震等級3

耐震等級3は耐震等級1に対して1.5倍の耐震強度があるものを指します。この耐震等級3は住宅性能表示制度で決められたものの中で最も等級の高い設定です。特に緊急事態に救護活動や災害復興を行う消防署や警察署などは、その多くが耐震等級3に相当します。

 

 

耐震等級が上がるメリット・デメリット

耐震等級が高いほど丈夫な家になるのなら「上げられるだけ等級を上げた方がいい」と思うかもしれません。しかし、確かに耐震等級が上がると頑丈な住宅となるのですが、その分、費用も高くなってしまいます。つまり、地震に強くなるというメリットがある反面、費用が高くなるというデメリットがあるわけです。

 

単純に耐震等級を上げるためには柱や梁を太くしたり大きくしたりする必要もありますし、基礎部分に関してもより強固にしなくてはなりません。使う建材が多くなればその分だけお金がかかる可能性があります。ただ、これら地震に強いマイホームであれば、地震保険の割引が適用される場合もあります。その場合、耐震等級2で30%、耐震等級3で50%の割引が可能です。

 

普通の家であれば耐震等級1で問題ないですが、より安心した暮らしをしたいということなら、メリット・デメリットを比較しながらそれ以上の耐震構造も検討してみましょう。

 

まとめ

耐震には耐震だけではなく制震や免震などがあり、実は耐震構造だけでも3種類あります。

また、耐震構造にも等級がそれぞれあり、耐震等級1~耐震等級3まであります。

これから住宅を建築しようと考えている方は、それら耐震の基本を知った上で工務店やハウスメーカーに相談してみてはいかがでしょうか。

 

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