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COLUMN

コラム

2021.04.13

ZEH(ゼロエネルギーハウス)とはどんな家?導入のメリット・デメリットやZEH補助金

ZEHとは「ゼロエネルギーハウス」のことであり、ゼッチと呼ばれる家の一つです。

その最大の特徴は、エネルギーの消費を抑えるばかりか、エネルギーの発電を促すという点にあります。まさにZEHは地球環境に優しい家なのです。

 

しかし、まだまだZEHについて詳しくは知らないという方も多いと思いますので、今回はZEHの概要や種類について詳しく解説します。

また、導入するメリット・デメリットについてもご紹介するので、ぜひ検討する際の参考としてください。

記事の最後では補助金についてもまとめているので、併せてご確認ください。

 

ZEH(ネットゼロエネルギーハウス)とは?

ZEHとは「ゼロエネルギーハウス」の略称で、より正式には「ネットゼロエネルギーハウス」を指す言葉です。

ZEHはエコな住宅の1つとして近年注目されています。エネルギー消費を最小限に抑えてエネルギー発電を最大限に活かすことを目的とした家のことを意味します。

 

政府は、2020年までに工務店やハウスメーカーが新築する一戸建てや一軒家の半数以上をZEHにし、2030年までにより多くの家にZEHを導入することを目指しています。そのため、ZEHは政府公認のさまざまな補助を受けることが可能です。

 

これにより近年はZEHを建てる方も増えつつあり、所有する土地の建物に対して高断熱化や省エネ化に関する機能を導入することで、新時代のエコな家を目指す方も多いです。ZEHの高断熱化や省エネ化を取り入れることで、より省エネルギーで快適な環境を保つことができます。

 

何よりZEHは限られたエネルギーを増やす取り組みの一環なので、太陽光発電など創エネ設備を導入することが最大の特徴となります。

それにより地球環境に悪影響を及ぼす二酸化炭素の排出を抑えつつエネルギーを作ることが可能なのです。

つまり「消費エネルギー≦発電エネルギー」となるのがZEH最大の特徴といえるでしょう。

 

ZEHの種類

ZEHには通常の「ZEH」のほかに「Nearly ZEH」と「ZEH+」があります。

これら3種類がZEHの主な種類です。それぞれの定義と特徴を理解しておくことが重要です。

 

また、ZEHの条件となる「断熱性能」「省エネ性能」「創エネ」の3つの基準も満たさなくてはなりません。

それぞれの種類によって年間の一次エネルギー消費量をどれだけ抑えられるかが変わってくるため、違いについて理解しておきましょう。

 

ZEH

ZEHの定義は以下の通りです。

・高断熱と省エネにより20%以上の一次エネルギー消費量削減

・創エネを加えて100%以上の一次エネルギー消費量削減

つまり、ZEHは一次エネルギーの年間消費量を0%以下に抑える家のことを表すわけです。

 

Nearly ZEH

Nearly ZEHの定義は以下の通りとなります。

・断熱と省エネにより20%以上の一次エネルギー消費量削減

・創エネを加えて75~100%未満の一次エネルギー消費量削減

つまり、Nearly ZEHは一次エネルギーの年間消費量を1~25%に抑える家を指します。

 

ZEH

ZEH+の定義は以下の通りとなっています。

・断熱と省エネにより25%以上の一次エネルギー消費量削減

・外皮性能のさらなる強化

・高度エネルギーマネジメント(HEMSなど)

・電気自動車への充電

 

ZEHのメリット

ZEHが地球環境に優しい住宅だとご理解いただけたのではないでしょうか。

 

では、実際にZEHを導入することで具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここからはZEHのメリットを簡単にご紹介します。

 

  1. 補助金がもらえる

ZEHを導入すると国から補助金がもらえます。

国ではZEH住宅の基準を定めており、2020年までは1戸当たり70万円が支給されていました。

2020年以降は1戸当たり60万円と減額されてしまったものの、この補助金を受けるためにZEHを導入する方も少なくありません。

また、蓄電池など発電したエネルギーを蓄えておけるものを設置することで、1kWhごとに2万円、最大で20万円の補助金も追加で受け取れます。

なお、より高度(※)なZEH+では105~140万円の補助金がもらえます。

(※)高度順で並べるとZEH+ > ZEH > Nearly ZEH

 

  1. 光熱費を抑えられる

ZEHは太陽光発電を組み込むため、自家発電・自家消費が可能です。

そのため、単純に電力会社から購入する分を自家発電・自家消費することによって補えます。それにより光熱費を抑えられるのです。

まさに電力の自給自足を実現するには、ZEHの導入がおすすめです。

 

近年では夏には冷房、冬には暖房など快適な生活をするための電力が大量に必要なため、少しでもZEHでカバーできれば大幅な節約が期待できるでしょう。

 

  1. 地球環境に優しい

ZEHは地球環境に優しいのも特徴の一つです。

世界では、急激な地球温暖化が進み、異常気象や巨大災害なども頻発しています。

「地球環境を守る」といえば大袈裟に聞こえますが、二酸化炭素の排出を抑制するなど1人ひとりができることを実践することで子供や孫の世代に住みやすい地球環境をつないでいくことができます。

日本は特に発電において二酸化炭素の排出が大きいため、よりZEHの導入が必要です。

 

  1. 健康に暮らせる

ZEHはヒートショックなどの体調不良を予防するのにも役立ちます。

ヒートショックとは急激な気温の変化によって血圧が変動することで、それにより体調不良に陥ってしまうことです。

 

軽度であれば命に係わることはないですが、状況によっては心筋梗塞や脳梗塞を起こしてしまう恐ろしい現象です。

ZEHを導入することで省エネだけでなく高断熱となるため、部屋ごとの気温差を小さくできます。そのため、ヒートショックなどの危険な現象も避けられます。ZEHは健康に暮らせる家でもあるのです。

 

  1. 災害にも強い

ZEHは災害など不測の事態にも強いです。

たとえば、地震や台風によって停電がしばしば発生しますが、ZEHを導入して太陽光発電をしておけば蓄電しておけます。

 

つまり、停電しても蓄電した分の電力を使って生活できるのです。

太陽光発電と蓄電池があれば数日間は電気に困窮しないため、災害時にも役立つことは間違いありません。電気自動車を持っている場合は、蓄電池から電気自動車への充電も可能です。

災害時はガソリンを入れることもままならないため、そういう意味でもZEHは災害の心強い味方となってくれるでしょう。

 

  1. 資産価値が高い

ZEHを導入した住宅は資産価値が高いと評価されます。

近年はBELSとよばれる建築物省エネルギー性能表示制度の実施により、省エネ性能を持つ住宅を評価する制度が施行されました。

BELSでは省エネ性能を評価する5段階の星マークがあり、多くの星マークを獲得するほど資産価値が上がる仕組みとなっています。

ZEHを導入すればBELSでの評価が上がるため、自然と資産価値も上がるということです。

 

ZEHのデメリット

ZEHが優れた家であることは間違いないですが、嬉しいことばかりではありません。

ここからはZEHを導入するにあたって知っておきたいデメリットを解説します。

 

  1. 工事費がかかる

ZEHの導入にあたっては工事費がかかります。

高断熱化や省エネ化を導入するには太陽光発電システムなども取り入れなくてはならないため、一定のコストがかかるのです。

 

補助金は出るものの、初期投資が必要という点はハードルとなるかもしれません。

そのほか、創エネに関する設備や機材の設置も必要なので、最低でも100~150万円ほどかかります。

補助金を活用したとしても、導入の規模によってはさらに高くなるので注意が必要です。

 

  1. 構造に制限がある

ZEHを取り入れるためには数多くの条件があるため、構造にも制限がかかります。

新築の場合は「せっかくなら窓を大きくしたい」「屋根にガラスを組み込みたい」などの要望が出てくるかもしれません。

しかし、ZEHを導入するためには窓や屋根などに制限がかかります。そのため、新築で自由に作りたいと考えている方は入念な計画が必須です。

 

  1. 発電量がまちまち

ZEHは太陽光発電による蓄電池の活用が主な機能ですが、太陽光発電はほかの発電に比べて発電量もまちまちです。

太陽からの日射量に大きく影響されるため、晴天と雨天では発電量にも差が出ます。

また、四季によっても左右されてしまい、夏と冬では発電量に差が出てしまうのが特徴です。天候や季節の影響を受けることはあらかじめ理解しておく必要があります。

 

  1. 売電価格が下がっている

ZEHで設置した太陽光発電システムで生み出した電力は売却可能です。

しかし、以前までは30~40円前後で買い取られていた売電価格が、近年では10~20円前後まで低下しています。

かつてのように電力の売却で住宅ローンを相殺するという手法は太刀打ちできなくなりつつあります。そのため、あまりZEHに頼りすぎないライフスタイルを構築することも大切です。

 

2021年度のZEH支援事業(補助金)は?

前述の通り、2020年までは1戸当たり70万円の補助金が出ていたのですが、2020年からは補助金が1戸当たり60万円に減額されています。

それでも、国がZEH支援事業に充てる予算額が増加傾向にあるため、今後は補助金がもらえる人も増える見込みです。

 

なお、ZEHだけではなくNearly ZEHやZEH+を導入する場合は、それぞれ105~140万円の補助金を受け取ることも可能です。

そのほか、先進的再エネ熱等導入支援事業により、90万円の補助金も受けられる可能性があります。(まだ正式に公表されていません)

これはZEHとも併用可能なので、導入の際には詳しく検討してみましょう。

 

ZEHの補助金の注意点

ZEHは最低60万円~最高140万円までの補助金を受け取れるため、ZEHを導入する際には非常に役立ちます。

 

しかし、補助金は国の意向で増やすことも減らすこともできてしまうため、あまり過度な期待をするのはNGです。

特にZEHの導入に当たっては100~150万円ほどかかるのが普通で、補助金の60万円を差し引いても40~90万円ほどかかります。こればかりは計画的に導入すべきです。

 

また、すでに過去の実例からもわかるようにZEH支援事業による補助金は変更となることも多いので、直近の情報を調べてから活用してください。

 

まとめ

ZEHは次世代の住宅様式として注目されており、高断熱化や省エネ化の導入が可能です。家は数年数十年と長く住むものなので、高断熱や省エネという観点を持つことは非常に重要です。

 

ただ、ZEHはメリットもあればデメリットもあるため、導入の際には工務店やハウスメーカーなどとよく話し合って検討していくことが必要です。

 

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