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2020.07.11 土居

長期優良住宅制度が住宅性能表示制度と一体化?!

朗報です。

まだまだ検討段階ですが、国交省が「長期優良住宅制度のあり方に関する検討会」を設置。2019年6月からスタートした長期優良住宅制度の10年経過に伴い設置された検討会です。

・長期優良住宅制度における技術審査の適合証交付戸数のうち、約7割が住宅性能評価書を併せて取得している。

・長期優良住宅の認定基準のうち、長期仕様構造等に関する部分の多くは住宅性能表示制度の評価項目と重複していること。

↑ここです。

平成の世の住宅の歴史の一つに挙げられるのが、2009年「住宅の品質確保の促進等に関する法律」通称「品確法」.3つの柱がありますが、その一つが「住宅性能評価」.住宅性能を9つの項目で評価する、いわゆる通知表のようなもの(デザイン・風土・環境といった項目が無いのが残念ですが)。

長期優良住宅の認定基準のうち、長期構造等に関する部分はこの性能評価の6項目を引用しています。つまり性能評価ありきの基準です。

2015年に住宅性能評価の評価方法も変更されました。
長期優良住宅での認定項目に合わせて、必須項目ができました。それまでは全9項目を評価する必要があったのですが、長期優良住宅の認定項目だけを評価して申請することができるようになりました。これで双方を申請する設計側の図面・書類作成の負担が減りました。

ここまでくればもう少し。

今回の検討会では、性能評価書ありき、で話が進みそうです。
長期優良住宅の「長期使用構造等に関する基準」のみを住宅性能評価の枠組みで評価.
例えば、
・住宅性能評価書の中で、「長期使用構造等に適合」と表示。
・住宅性能表示制度の等級として「長期優良住宅」を入れ込む。

やはり、国交省としては「住宅性能評価」を利用してほしいのだな、と。

「長期優良住宅の認定を取得するのであれば、性能評価を取得必要がない」という考え方もあります。何故なら同じ項目を評価するからです。それに、長期優良住宅の認定の方が他にも厳しい認定基準をクリアする必要があります。

・住戸面積
・居住環境への配慮
・維持保全計画の作成

これらの項目は、評価機関ではなく建築場所の行政が確認します。行政の確認が終われば、やっと認定書発行です!!!

品確法(住宅性能表示)がスタートして20年、長期優良住宅制度がスタートして10年。各現場で制度を利用しやすいように、双方が協力・譲歩しあって欲しいと願っています。

新日本建設はこだわりある家造りをスタッフ一同で取り組んでいます。
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土居 (設計部)

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