スタッフブログ

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2020.06.03 土岐

蘇った数寄屋門

リフォーム担当の土岐です。

以前リフォームさせて頂いたお客様より門の修繕をご依頼頂きました。

以前、紹介した扉を補修して再利用した現場です。

門の向かって左に小庇があったるのですが、右側にはありませんでした。

雨で腐ってしまうのではないかとお客様から心配の声を頂き、

恐らく建築当時はあったであろう小庇を右側も復元しました。

まずは大工さんに下地をつくってもらいます。

桁を取り外し新たな桁を取り付けます。

化粧で垂木も野地板も見えるので丁寧に仕上げていきます。

下地完成です。

これに屋根を葺きます。

板金屋さんがきちんと採寸して、細工しながら作業していきます。

今回の屋根材は銅板です。

寺社仏閣ではいまでも屋根や樋などで使われる昔ながら屋根葺き材です。

これが年数が経つと左側の既存の小庇のように綺麗な緑色になります。

銅板で葺きあがりました。

とても美しいです。

別角度で

桁の小口も目立つので銅板で巻いています。

これで屋根はOKです。

今回、木部も塗装しています。

長年の木のアクやシミ、これらを塩酸と塩素を使って取り除いていきます。

これをする事で仕上がりがまったく違います。

塗って、水洗いしてを繰り返します。

漂白されて木の本来の姿が見えてきました。

これに外部用木部塗料を2回塗りして仕上げていきます。

とても美しいです。

beforeはこちら

全然違いますね。

立派な数寄屋門が復元されました。

後は銅板が数年かけて緑色に変化しなじんでいけばバッチリです。

以上、リフォーム現場紹介でした。

新日本建設はこだわりある家造りをスタッフ一同で取り組んでいます。
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土岐 (工務部)

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